家庭菜園12ヶ月

サトイモの収穫と上手な貯蔵の仕方

 

秋に入って盛んに育ち肥大したサトイモは、晩秋に入ると育ちが止まり収穫期に入ります。

収穫の時期は、葉の緑が黄化し始め、葉が少し垂れたころです。

サトイモは寒さに弱く、1〜2回霜を受けただけで葉は容易に枯れてしまいますが、このころが収穫期の限界です。掘り遅れると品質を損ねるだけではなく、貯蔵した場合の故障芋が多くなってしまいます。

収穫に先立って、図のようにあらかじめ葉身を切り落とし、葉柄を地上4〜5cmぐらいの高さで、かまで刈り取っておくと作業がしやすくなります。芋や根は強大に張っているので、株の側方に大きくくわを打ち込んで、子芋や孫芋を外さないよう注意して株全体を丁寧に掘り上げます。

すぐ利用する場合は、その場ですべての子芋、孫芋、ひ孫芋を親芋から取り外します。多数の株を効率良く取り外すには、外側の外れやすい子芋を取り除き、側方から大きなビール瓶(肉厚で壊れにくいもの)で強く打つと案外傷つかずによく外れて落ちてくれます。

貯蔵する場合には、子芋、孫芋などを外さないように、特に注意して取り扱いましょう。外れてしまうとその傷口から傷み始めるので、故障株が多くなってしまいます。

貯蔵する場合は排水の良い畑を選んで、図のように幅40〜50cm、深さ60cmぐらいの貯蔵穴を設けます。そして、掘り起こした株を丁寧に運び集め、地上部の切り捨て口を下方に向けて積み重ねて詰め込みます。このとき反対に向けて詰めると子芋が親株から離れやすく、傷口から腐敗するものが多くなります。

貯蔵穴に全部詰め終わったら、その上に麦わら、稲わら(カヤが得られれば最良)などを覆い、5〜6cmの厚さに覆土しておきます。さらに厳寒期に入ったころ10〜15cmの覆土を追加して寒さから守ります。

板木技術士事務所 板木利隆『JA広報通信』

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